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兄弟でも違いすぎるのはなぜ?独立の法則や遺伝子から考える

投稿日:2017年4月29日 更新日:

 
世の中にたくさんの兄弟、姉妹はいれどお互いに似ているケースというのはあまりないような気がします。同じ環境で育った兄弟でも、性格から何からあまりにも違いすぎるということが多々あります。違いの出る理由とは何なのでしょうか?独立の法則や遺伝子から考えてみました。
 
 

独立の法則とは?

 
遺伝の研究で有名な学者にメンデルがいます。誰もが知っている、教科書に出てくる人です。有名な研究がえんどう豆の研究です。
 
メンデルはえんどう豆の掛け合わせで、法則性があることを発見しました。その法則性とは①優性の法則 ②分離の法則 ③独立の法則です。
 
①優性の法則
親が子へ受け継ぐ性質を性質を「形性」と呼びます。例えば、日本人同士で結婚して子供が生まれる場合、同じ型を受け継ぐのでそのままですが、白人と結婚して子供が生まれた場合、どちらか一方の親の性質を強く受け継ぐことになります。
 
 
強く受け継ぐことになる遺伝子「優性遺伝子」と呼びます。白人は劣性遺伝子を持っているので、日本人のような有色人種との間に子供ができた場合、子供は優性遺伝子を持っている親の性質(つまりここでは日本人の親)を受け継ぎます。なので、有色人種と白人の子供が青目、金髪になることはありません。

*尚、劣性遺伝子が劣っているという意味ではありません。

 
 
 
 
②分離の法則
子供は親から1つの形質の遺伝子を2つ(1つは父、もう1つは母)受け継ぎます。父母ともにAというタイプなら子供はAA父母がaaというタイプなら子供はaa、父がAで母がaならAaを引き継ぎます。
 
 
ここでできた子供Bがさらに子供Cを作ると、Bが両親から受け継いだ遺伝子(例えばAA)が分離して、1つだけ子供Cに引き継がれることを分離の法則といいます。
 
 
③独立の法則
違う遺伝型がそれぞれ独立して子孫に遺伝することを「独立の法則」といいます。つまり、ある遺伝子の持っている特性が、まったくつながりなくランダムに遺伝することを、独立の法則と言います。
 
 
 

兄弟でも違いすぎるのはなぜ?独立の法則や遺伝子から考える

 
同じ親から生まれた兄弟でも、遺伝子はほとんど異なると言われています。子供が親からもらう遺伝子は半分だけで、もらう情報もランダムです。よって、同じ兄弟でも共有する情報は50%だけです。
 
 
個体ごとに受け継ぐのは、父からの情報、母からの情報がシャッフルされて受け継ぐので何を引き継ぐのかは個人で異なります。半分は親から引き継ぎますが、残り半分は両親とは異なる組み合わせが生まれることになります。よって、兄弟でも違うのは当然といえば当然のことです。
 
 
 
今一度、ここで独立の法則を思い出してみましょう。独立の法則とは、ある遺伝子の持っている特性が、まったくつながりなくランダムに遺伝することです。この独立の法則から考えると、兄弟同士でも全く似ている特性を引き継ぐ方が非常に難しいということになります。
 
 
 
 
 

性格を決めるのは遺伝子か?

さて、ここまでで兄弟でも全く同じ遺伝子を引き継ぐ事は非常に稀ですが、同じ環境で育っても違う特性を持った人間になるのは遺伝子が違うせいなのでしょうか?性格と遺伝子に関連はあるのか、ということが気になるかと思います。研究では、一卵性双生児の双子は性格も似るという結果が出ています。

 

一卵性双生児の遺伝子は全く同じなので、性格も当然似るはずだと思いますが、確かに似ている部分も存在します。姿形や癖、仕草、寂しがり、人見知りなどの要素はそっくりでも、好みや、好きなスポーツなど環境から獲得されるものは別々であったりします。全く同じということはあり得ないのです。

 

生物という観点からだけ見れば、特定の病気にかかりやすい遺伝子や、脳内伝達物質もDNAに関係があると言われています。しかし、性格に関しては環境によるところが大きいです。

 

兄弟は同じ環境で育ったのになぜ似ないのか?と思いがちですが、実は全く同じ環境というのはありえません。学校では、お互い学年も違いますしクラスメートや友達も違います。部活も違う部活かもしれませんし、子供の時の個々の体験で好き嫌いも分かれます。家庭以外では全く異なる人間と接することになります。

 

さらに、家庭でもそれぞれの部屋に入ってしまえば、それぞれ違う情報に触れる訳です。家庭の中で兄弟同士共通していることは、両親と食べるものくらいではないでしょうか。環境が同じようでも、触れている情報は個々違うのです。

 

よって、当然その中で違いが出てくるということになります。特定の脳内物質の過剰分泌や、欠乏で性格に影響を与えることはありますが、それだけではありません。

 

まとめ

本日は、「兄弟でも違いすぎるのはなぜ?独立の法則や遺伝子から考える」ということでお届けしました。遺伝子というテーマは非常に奥深いトピックではありますが、すべてがそれで説明できるかといえばそうでもありません。

 

自分よりも兄姉・弟妹の方が出来が良くて何で自分だけが?なんて思う人も結構いるみたいですが、結局のところ環境によるところが多いんですね。

 

 

 

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